「山里からの伝言」(中国山地2010~2012)島津邦弘・著
中国新聞記者として、また自身農家として、中国山地をみつめ、
3人の取材班による「新中国山地」を執筆。
退社後は、比治山大学教授、
そして今回退職して、再び「新中国山地」取材地を訪れ、
その後の推移をリポートして執筆。
中国山地の抱える問題と、それに立ち向かう、人々の姿には、
明日を生きるヒントが見つけ出せるかもしれません。
身近な話題満載で、一気に読んでしまいました。
たたらについて記載があり、
私も写真の片隅に出ているからではありませんが、
おすすめしたい1冊です。
詳しくは、下記ホームページでご覧下さい。
http://keisui.co.jp/coment/yamazato-top.html
「刃物の見方」岩崎航介著・復刻版
岩崎先生は、日本刀・玉鋼の研究の成果を踏まえ、
ドイツの刃物に負けない刃物を目指して、
化学の目を持って刃物制作に立ち向かい、
特に玉鋼の和カミソリ制作をされたことで有名です。
また、晩年には、正倉院の刀剣の調査研究もされています。
今回の再版を、手にしていませんので精細は解りませんが、
(名倉砥石の調査報告が加えられているようです)
昭和44年の再版版には、刃物や玉鋼、
日本刀や吉川英治氏などの作家とのふれあいなど、
多岐にわたって、とても親しみやすい文章で、まとめられています。
当時、ドイツとの刃物競争に遅れを取った日本の刃物業界にあって、
威信を回復させた大先達の話しは、
不況の昨今、私達に、活路へのヒントを与えてくれることでしょう。
ぜひ皆様にお勧めしたい1冊です。
品切れが続いているようですが、詳しくは、下記アマゾンのページでご覧下さい。
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